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被災地仙台からのアピール

佐藤雅史です。

仙台で被災した知人から3月14日に届いたメールです。少し経ちますが、現在でも有効な内容と思いますので、掲示いたします。 

適切な場や送り先をご存じでしたら、転送していただいてかまいません(それを希望されています)。 

親類の家に身を寄せているため、プライバシーの観点からフルネームをは伏してほしいとのことですが、仙台市泉区のI.T.さんからのメッセージです。 

--- 以下、メールのまま引用です。 

比較的被害の少なかった皆様へ お願い 

私たちの住んでいる地域は、それでも比較的被害が少なく、ひとまず屋根の下で眠れている人たちが多いです。電気が復旧し、ネットも今朝からつながりました。 

ただ、損傷している家屋も多くあり、余震も多くとても不安です。昨夜は近隣で火災が起きたらしく夜じゅうサイレンの音がひびいていました。 

現在一番不安なのは、水が足りないことです。先ほど給水所に並びましたがすでに長蛇の列。整理券番号は1054番で、一人2リットルしかもらえません。お隣は昨日2リットルに6時間かかったそうです。 

皆うつろな目をして、並んでいますが、判断力が落ちていて、拡声器による説明を聞けない。周りの人と話しているのです。ここから根拠のないうわさが広がります。また、内容をまともに理解していない人が多いです。(今、お隣情報で給水は1000番までで終わりだそうです。我が家は今までの汲み置きが多少あるのですが、一滴もない家もあると思います。) 

昨日海が近い避難施設に行きました。500人以上の人が避難しています。家が浸水して、いつ余震と水が来るか分からないので、帰れない人が多い地域です。一番情報が必要な人たちに情報が届いていません。 

実際の映像を見ていないので、石巻や、釜石が、どのように流されたか、また、現在首都圏がどのような状態かがまったく想像できない。実際、具体的にどのような規模の震災だったかを、理解なさっていない方が多く見受けられました。 

皆、具体的な優先順位の判断ができません。この震災は復旧には具体的にどのくらいかかるのか、それまで一番大事なことは何か、私たちは上からの指示を真摯に受け止める民族です。ですから、なるべく上の機関から一番大切なこと、を具体的に指示していただきたい。 

「地域で協力して、水と物資の情報を確実に伝え合うこと、調達すること」 

「余震の危険と、生命線の復旧の見通しが付くまで家族が離れないこと」 

「各自が水、食料、灯油、ガソリン、などのエネルギーの消費量を最小にするよう工夫すること」 

的確な指示がないと、混乱がさらに大きくなるだけです。 

離れ離れになった家族を再び探し出すために、ガソリンやエネルギーを使う状況を避け、地域の情報を処理、伝達し、水や食料、衣類の輸送をできるだけ円滑に行うことを最優先させなければならないのです。 

被災者は、的確な判断ができるほど、冷静でも気丈でもありません。 

私も被災していますので冷静ではないと思います。 

ただ、皆様のご存知の機関、人に働きかけ、少しでもこれ以上の短期的長期的被害を増やさないように動ける方々に働きかけていただきたいのです。 

よろしくお願いいたします。 

--- 以上引用終わり 

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