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チェルノブイリの経験から(和訳)

アントロポゾフィー医学のための医師会の安達晴己です。

チェルノブイリ事故後の治療体験のあるシェーファーマイヤー医師からのメール日本語要約です。入間カイさんが訳してくださいました。

文中の「200から1000μgのヨウ化カリウムを、数日間危険に応じて内服する」というところは、ルゴール液の口腔内塗布やうがいくらいのレベルかとおもいますが、それでも通常の医学では推奨されていません。くれぐれも慎重に読んでください

また、日本人の通常の食生活でのヨウ素摂取量と西洋人の量がかなり異なりますので、日本人の場合食生活からの摂取を増やすだけでも有効かもしれません。このあたり、専門的にコメントできる方、お願いします。

 

親愛なるラングハマーさん、

私の個人的な経験というのは、とりわけチェルノブイリ事故から数年後の慢性の放射線障害の子どもたちへの治療にかかわることです。ペーター・ホイサーおよびキエフの医師たちと共同で、易感染性や免疫力低下の子どもたちに対して、低用量のヤドリギ療法を行い、非常に効果がありました(当時はアーレスハイムのルーカス・クリニックの医師として、癌研究連盟を介して活動していました)。

そこで明らかになったことは、子どもの免疫系は、数週間の短期的治療で再び寛解を示すことであり、子どもたちは以前よりもずっと元気になったということです。これらの経験については、すでにいくつもの文献が書かれており、私の見解では、この療法ははっきり推奨できるものです。ただし、この療法は放射線被曝が起こった後に行われるものです。また、この療法によって発ガン率も顕著に下がると考えられます。しかし、私はヤドリギ療法を予防的に行うことはしません。予防的な投与は、これまでに挙っているスティビウムとSolumがふさわしいと思います。

 

チェルノブイリでの経験から明らかなことは、何よりも大切なのは、子どもを可能な限り被爆から守ることだということです。つまり、安心させようとする公的な報道だけを信頼するのでなく、他の国々との連絡から危険が想定される場合は、本当にー残念ながら!ー子どもたちとともに屋内にとどまり、地元の新鮮な生産物を食べないということです。チェルノブイリでも、そのように対処していれば、多くの障害が回避できていたことでしょう。

ヨードによる予防策についても、私たちの診療所では、小児診療の他に、甲状腺疾患のケースも数多く経験したため、一定の見解をもっています。ヨード摂取によって甲状腺機能亢進を引き起こす危険は、成人と比較した場合、子どものリスクは少ないといえます。いずれにしても大切なのは、ヨウ素の欠乏を避けることです。予防的に、子どもの甲状腺をヨウ素で満たしておき、放射性ヨウ素が甲状腺に入らないようにすることです。

子どもに対して、放射性ヨウ素を遮断するために12.5mgから50mgという高用量のヨウ化カリウムの予防的投与が勧められていますが、はたしてそれが本当に必要かどうか、おそらくまだ十分な研究はなされていないと思います。私の考えでは、ドイツで容易に入手可能な200から1000μgのヨウ化カリウムを数日間、危険に応じて内服することのほうが、体にとっては負担が少ないと思われます。

 

私は今後も喜んで、—とくにヤドリギ療法に関してはー個人的に力になりたいと思います。ルーカス・クリニックとのつながりは今も非常に良好です。英語でも、それが連絡をしやすくするのであれば、問題なく可能です。しかし、先に申しましたように、私たちは長期的に、またコーディネートされたかたちで支援していくべきであろうと思います。

心からのごあいさつとともに、ミヒャエラにもよろしくお伝えください。

 

ガブリエレ・シェーファーマイヤー

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