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2011年4月4日:首都圏周辺の屋外活動の安全性について

佐藤雅史です。古山さんの引用です。

今回は首都圏での屋外活動の危険度の目安です。 学校・幼稚園関係者、お子さんをおもちの方には、たいへん有用な情報です。

以下のブログには、放射線量の推移のグラフがありますので、よろしければあわせてごらんください。

http://educa.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-7e64.html


古山です。

東京および近郊の学校関係者より、学校での体育、外遊び、通学などに注意する必要があるかどうかの質問を受けました。

そのため、危険度を見積もってみました。

普通の人の屋外活動についても、まったくこれと同じです。

東京都の健康安全研究センター(新宿区百人町)の数値が、推定の基準として適切と思われるため、健康安全研究センターの1時間ごとの空間線量データから積算しました。

http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/

3月15日から4月2日まで19日間の積算放射線量は約44μシーベルトでした。

そのうち自然放射線量は20μシーベルト(推定)であり、原発由来の放射線は約24μシーベルトです。

自然放射線が年間400μシーベルト、国の安全基準(一般人)が年間1,000μ(=1ミリ)シーベルトですので、これまでのところ東京およびその近郊で、野外で活動することによる危険はないと推定します。

なお、現在(4月3日)、食品を通じた内部被曝は注意すべき状況です。

(線量増加の経緯)

3月15日~16日に風による飛来物が通り過ぎていった影響があります。高いピークが出ますが、すぐに数時間後に平常値近くに戻っています。この飛来物に由来する線量が積算して約3μシーベルトです。

3月20日~23日に雨が降りました。この雨と共に降下した放射性物質の地面からの放射によって、それ以後は継続的に線量が高くなっています。降下した放射性物質による線量の積算は、21日~4月日(13日間)で約22μシーベルトです。

(場所による違い)

これまでの外部線量は、雨と共に降下した放射性物質によるものが約9割です。そのため、地面の状況によって、線量は大きく異なるはずです。地面がコンクリートなどのため流れてしまったところは少なく、土にしみ込んだところは降下物がそのまま、周囲からの水が集まって溜まったところは多くなります。

東京都健康安全研究センターのデータは、降下物がそのまま地面に滞留している(おそらく土の上)と思われるデータなので、このデータを元に、環境に合わせて増減することができます。

場所によってたまり水になって、その後乾いたようなところでは、放射性物質が集まっていますので、念のため遊ぶことは避けたほうがいいです。(通り過ぎるくらいは気にしなくていい。危険なのは4月いっぱい程度まで)

屋内での線量は、屋外よりかなり小さいです。(数値を推定できません)

(今後の見通し)

現在(4月3日)の線量は、今後も減り続けますが、1ヶ月くらいするとあまり減らなくなります。年間量を見通すには、4月下旬ごろになったらデータを参照し、そのデータに単純に日数を掛け算すれば予測ができます。

現在の線量の中心となっているヨウ素131は半減期が約8日と短いため、4月30日には、降下時の2%程度に減少しています。もう一つの線源のセシウム134、セシウム137は、半減が長いため、4月下旬くらいからはセシウムの影響のほうが強くなります。その量は、ピーク時の合計線量の1~2割程度と推測されます。

ただし、原発の状況により、雨には思いもよらぬ放射性物質が含まれることもあり得ますので、なるべく濡れない、濡れたら拭く、を心がけたほうがよいと思います。

(引用・転載はご自由に)
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古山明男

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