インターネットの世界で起こっていること

ヴァルドルフICTカリキュラム

インターネットの世界で起こっていること

Created by Masashi Satoh | 11/30/2025

  • 本記事は機械翻訳のための原稿として作成しました。そのため、日本語としてはやや不自然な表現となっている箇所がありますこと、ご了承下さい。
  • 上記の理由およびわたし自身の考えから、日本で一般的な「シュタイナー教育」は「ヴァルドルフ教育」で表記を統一しています。

はじめに

本記事は別記事「インターネット」の「疑似インターネットワークショップ」の章の補足資料となります。この資料の位置づけについては、そちらを参照して下さい。

インターネットの世界で起こっていること

よい面(期待されたこと)

課題(期待に反して起こったこと)

誰もがいろいろな情報に自由にアクセスできるようになる。

  • 自分が見られたくない情報を誰かに公開されてしまうということが起こる。一度公開されてしまうと簡単に消すことができず、場合によってはたくさんの人がその情報をばらまいて止められなくなる。
  • 有用な情報のなかに偽物の情報や不正確な情報がたくさん混ざっている。真偽を見分ける能力がないと、デマや嘘を信じ込まされることになり、正しい判断ができなくなる。
  • 年齢不相応な内容、残酷な内容、犯罪的な内容に簡単にアクセスできてしまう。
  • 有害な仕掛けを組み込んだプログラム(ウィルスソフト)に感染する危険が増大している。

世界中のいろいろな人と出会い、つながることができる。

  • 悪意をもつ人物や組織とも簡単につながる。ネット上では簡単に善人を装えるので、容易に見抜けない。
  • 「つながっている」という感覚が中毒化する。故意にグループからはずすような、いじめも起こりやすい。

個人が簡単に自分の考えを世界中に公表することができ、多様で民主的な言論の場が生み出される。

  • 同じ考えや同じ嗜好の者同士の寄り合いができやすく、同じ考えや嗜好をエスカレートさせて極端に走りやすい。とくに排外主義や差別など、自分たちの不満を弱者にぶつけるような集団ができやすい。
  • 極端で偏った考えやセンセーショナルな情報の方が、真面目な考えや情報よりも広がりやすい。
  • ネット上の議論では、異なる意見が歩み寄ることが難しく、不毛な応酬合戦(炎上)となりやすい。
  • 広告収入目当ての情報サイトが乱立し、良心的なサイトが埋もれてしまう。
  • 気軽に発信した情報の断片を第三者がつなぎ合わせて、悪意をもった者に個人情報が簡単に特定されてしまう。
  • 購買履歴、閲覧履歴、検索履歴が蓄積・統合されて、個人の性向が特定され、人間がもつ心理的な弱さに付け込んで個人の意思決定を強力に誘導できてしまう(企業、国家)。

いろいろな情報を簡単に検索でき、また、有用なプログラムや資料を無料で手に入れることができる。

  • 著作権を侵害した資料やプログラムが大量に公開されている。それを取り締まることが難しい。
  • 情報が簡単に手に入るため、自ら考え、作り出し、実地に調査する能力が低下する。AIの登場でそれが爆発的に加速している。
  • 手軽に無料で手に入る情報に人々が流れ、情報の劣化が進む。
  • 真実と嘘の見分けがつかなくなる。新聞や書籍が読まれなくなり、訓練を受けた記者の数や質が低下し、さらに情報の質が低下していく。AIの登場でそれがさらに加速している。
  • センセーショナルな情報発信でお金を儲ける仕組みが提供され、アテンションエコノミーがはびこる。それによって真偽の不確かな情報が爆発的に広がり、政治を左右するようになってきている。
  • プログラムに悪意ある仕組みが組み込まれていることがある。知らないうちにネット犯罪(サイバー犯罪)の踏み台にされて、犯罪に加担させられることがある。

ネットショッピングで簡単に買い物ができるようになる。誰もがネットショップをつくって低資金で商売ができるようになる。

  • 大きな開発力をもつ大企業が便利な機能で顧客を囲い込み、世界中の富を独占して、国家を脅かすほど巨大化してしまう。ほんの一握りの人たちだけに世界中の富が集まる仕組みをインターネットが生み出している。
  • 小さなお店などはネットショップに顧客を奪われ、どんどんつぶれる。
  • 個人情報が知らない間に企業や悪意ある集団や個人に利用されてしまう。その人の行動や嗜好の情報が利用され、購買行動がコントロールされてしまう。そのような個人情報が商品として売買される。
  • 悪意ある集団や個人にクレジットカード情報を盗まれて、金銭的な被害を受けることがある。

テレビ電話やGPSによる現在位置の把握など、便利な使い方ができる。

  • カメラ、マイク、GPSによる位置情報がネットワークに漏れると、個人のプライバシーが外から丸見えになってしまう。知らない間に個人情報が他者に利用されている。
ヴァルドルフICTカリキュラム-インデックス
  1. ヴァルドルフ/シュタイナー教育におけるICTカリキュラムの骨格を形づくる
  2. The History of Computers(Currently being produced)
  3. リレーによる加算機回路製作の詳細
    1. シーソーによる論理素子
    2. クロックとメモリー
    3. Learning about telegraph equipment(Currently being produced)
    4. シーケンサーについて
    5. About the Battery Checker(Currently being produced)
  4. インターネット
    1. インターネットの世界で起こっていること
  5. Learning Data Models(Currently being produced)
  6. Learning Programming and Application Usage Experience(Currently being produced)
  7. Human Dignity and Freedom in an ICT-Driven Society(Currently being produced)
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