オーケストラにも

にもプロジェクトのために結成されたオーケストラ

日本のオペラの表舞台である新国立劇場主席合唱指揮者、三澤洋史氏がオーケストラ・オイリュトミーのためにタクトを振る。にもプロジェクトを異次元の地平に誘う夢のような舞台が、この夏、実現します。この度、この夢の舞台のために結成された『オーケストラにも』をご紹介いたします。

指揮者からのメッセージ

いちばん信頼している仲間が集まってくれた

今年の8月のタイミングでオーケストラ・オイリュトミーに取り組むことができるのは、まさに天からの贈り物だと思います。本来ならパルチヴァールをやるかもしれなかったこの夏のスケジュールに、様々な理由でぽっかりと穴が空いたところにその話が飛び込んできたからです。

オーケストラのメンバーも、どんな奏者がどれくらい参加してくれるか未知数だったのですが、愛知公演の開催が決まったことがきっかけとなり、結果的に、ぼくがいちばん信頼しているオーケストラの仲間たちが集まってくれて、トップ奏者である彼らとまた舞台ができるということになりました。

この天の恵みによって、自分とオイリュトミーの関係をもう一度考える大きなきっかけをいただいたと思っています。オイリュトミストの皆さんと、作品に向かう気持ちを互いに高めていって、夏のリアルオーケストラに向かってもう一段オイリュトミーを高められたら、本当に素晴らしいものができると思います。

ぼくの使命は、オイリュトミーとオーケストラが合体するという未知の体験を通して、オーケストラの仲間を乗せに乗せて、最高の舞台をつくることだと思っています。

三澤洋史(オーケストラにも 指揮者)

新国立劇場主席合唱指揮者・三澤洋史メッセージ(2023年11月23日収録)

三澤洋史(みさわ ひろふみ) … 新国立劇場主席合唱指揮者、愛知祝祭管弦楽団音楽監督、東京バロック・スコラーズ音楽監督、京都ヴェルディ協会理事、ほか活動は多岐にわたる。著書に「オペラ座のお仕事」(早川書房)。以下に関連リンク。

『オーケストラにも』よりご挨拶

オイリュトミーとのよき「化学反応」を楽しみに

こんにちは。オーケストラ・オイリュトミーでオーケストラを担当致します、『オーケストラにも』です。

『オーケストラにも』は、三澤洋史先生を慕う中部のアマチュアオーケストラメンバーを中心に結成されたスペシャルオーケストラです。

日頃はワーグナーの4時間を超えるオペラのような大曲に取り組み、ワーグナーを知り尽くした三澤先生の懇切かつ情熱的なご指導に酔いしれておりますが、今回は敬愛する三澤先生の指揮で、誰もが知る新世界交響曲に、誰も知らないオイリュトミーとオーケストラの共演という形で取り組む、非常に貴重な機会を与えて頂けたことに心から感謝申し上げます。

世紀の大指揮者ブルーノ・ワルターは晩年、シュタイナーの神智学に傾倒していたということですが、今回シュタイナーの思想の神髄に迫るオイリュトミーとの共演により、我々オーケストラがどのように「化学反応」出来るのか、とても楽しみに致しております。

オーケストラにも・コンサートマスター 拝

オーケストラの編成

『オーケストラにも』は、三澤洋史氏指揮によりオイリュトミーとの共演で上演されるドヴォルザーク 交響曲第9番『新世界より』のために、特別に編成されたオーケストラです。以下のような構成を予定しております。

東京公演愛知公演
弦楽器奏者30名30名
管・打楽器奏者16名21名
合計46名51名
*上記は2024年4月時点の予定数であり、状況により変動の可能性がございます。

これら約50名で構成されたオーケストラの諸費は、この舞台を熱望して下さる皆様によるクラウドファンディングによって支えられています。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

クラウドファンディングは3月2024年3月28日をもって終了しました。