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2024年8月17日・東京公演閉幕のご挨拶と御礼

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動画制作:齊藤一男スタジオ

代表・小林裕子より感謝を込めて

昨日、東京公演を無事迎えることが出来、「新世界より」第4楽章の響きがまだ残っているようなホールの中で、多くの皆様にご挨拶できたことは、奇跡のようだと感じております。

ご来場くださった皆様、また公演を支えて下さった多くの皆様、遠方より激励の言葉を送ってくださった皆様、この場をお借りし、心からの感謝を申し上げます。

メンバー一同、今までの練習の日々や、山あり谷ありの日々を思い返しながら、この日を皆で迎えられ、このように舞台に立つことが出来るのは当たり前ではない、との思いを新たに持ちました。そして喜びと感謝の中で、公演最後の瞬間を迎えました。

台風の影響で、急遽前々日入りをされた「オーケストラにも」の皆様の熱意は、私たちを鼓舞し、オーケストラの演奏とオイリュトミーにより一層一体感をもたらしました。

指揮者である三澤洋史氏のお人柄、そしてオイリュトミーへの共感、そして音楽に対する熱は、オイリュトミスト一同にとって幸運そのものです。この出会いに、心より感謝致します。

愛知公演、福岡公演にむけ、今日からまた気持ちを新たに邁進いたしますので、ぜひこちらにもお越し下さい。

にもプロジェクトを、今後ともよろしくお願いいたします。

小林裕子(にもプロジェクト代表)

第3公演レポート

大型台風の接近に直撃された公演前日。

オケメンバーのほとんどが愛知在住ということもあって、台風7号の影響で新幹線が全休が決まったときには、にもプロジェクトの実行委員たちはぶっつけ本番を覚悟しました。

しかし、、、ありがたいことに、ほとんどのオケメンバーが前泊してくださるとの連絡が入り、一同はほっと胸をなで下ろすとともに、感謝の気持ちに包まれました。おかがさまで、無事に前日のゲネプロを通すことができたことの奇跡を喜び合いました。

東京公演では、オイリュトミストとオーケストラ・メンバーが同じ宿に宿泊しながら、ともに舞台をつくる環境が生まれました。

オーケストラ奏者にとって、音色を動きで表現するということは初めて出会う視点です。この新しい音楽の言葉によって、宿のあちこちで、身振りを交えた楽しい歓談の場が生まれました。とくに、同じ楽器を担当するオイリュトミストと奏者には特別親密な関係が生まれました。

これまでの練習では、指揮者に向かって演奏するオーケストラの後ろでオイリュトミストが練習していたため、奏者がオイリュトミーの動きを見ることができませんでした。オケピットを設置した会場でのゲネプロで、奏者はようやく舞台上の動きを見ることができ、自分の楽器がどのように動きに表現されているのかがわかって、急速に親近感が深まったようです。

奏者とオイリュトミストの間に生まれた一体感を追い風に、指揮者・三澤洋史さんのすばらしい指導が奏者を的確に導いてゆきます。当日のあわせでは、短時間のうちにぐんぐん音がよくなっていくのがわかり、オイリュトミストの士気が頂点に達したところで、本番を迎えることができたのです。

日本初のオーケストラの舞台をご覧になった皆さんは、オイリュトミーとオーケストラがこれほどまでに「ひとつのもの」であるのかと驚かれたのではないでしょうか。

オーケストラの響きによってミューズが舞台に呼び出されたのか、それともオイリュトミーの動きからオーケストラの響きから流れ出てくるのか、、、そのような未踏の経験を多くの方が体験されたことと思います。

「新世界」交響曲第4楽章終了後、そこに生まれてきた新しい芸術の産声を愛おしみ、包み込むよ
うな、これもまた今まで聴いたことがないような拍手が会場に沸き起こりました。ホール全体がひとつの生命であるかのように、力強く、温かく響き渡ったのです。

ご来場いただき、観客席からともに舞台を支えて下さった皆様に感謝しつつ、次週には「オーケストラにも」メンバーの本拠地、愛知での上演となります。さらに磨きのかかったアンサンブルが舞台上で展開されることでしょう。そして福岡の千秋楽、お楽しみはこれから!です。

佐藤雅史(にもプロモーションユニット)

第3公演に寄せられた声

東京公演に寄せられたご感想を第3公演のページに随時掲載しております。ぜひご覧下さい。

撮影:齊藤一男スタジオ

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