福岡公演実行委員会代表・田原眞樹子より
2024年9月23日、ももちパレスホールでの、にもオイリュトミー福岡公演にご来場頂きました皆様、福岡公演実現に向けて多大なるご支援を賜りました皆様、にもプロジェクトの最終公演を福岡で盛会の内に終えることができました。
これもひとえに皆様のオイリュトミーへの愛情の賜物と、心より御礼を申し上げます。
会場入り口では、大色環が皆様をお迎えしたことと思います。オイリュトミーとそれに連なる世界(色彩・衣装・ライアー演奏・幾何学・植物・教育など)をお客様にお伝えしたいと、視覚・聴覚・嗅覚・触覚を駆使ししてホワイエを準備させて頂きました。
公演第一部では、ピアノによるクラシック曲、太古の力を秘めた日本語の詩、日本語に訳された詩、響きの楽器による多彩なオイリュトミー作品を見て頂きました。
第2部のドヴォルザーク「新世界より」では、オイリュトミストたちは東京と愛知の公演でのオーケストラの演奏をその身いっぱいに吸って、福岡公演に臨みました。プロジェクトが立ちがって以来オイリュトミストの日々の練習に寄り添い続けてくれたピアニストたちは、福岡ではその20本の指でオーケストラのそれぞれの楽器の旋律に生命を吹き込み、オイリュトミストたちはその生命を自らの生命として動きました。この5年間雨の日も風の日も、オイリュトミストの『伴走』をしてきて下さったピアニストと、にもプロジェクトの最終公演で共演できたことは運命的であり、にもプロジェクトの千穐楽福岡公演に相応しいことと、喜びにたえません。
公演が終わったホワイエは、九州にオイリュトミーの種が撒かれた時代からの友人知人、これから未来を作っていく子どもたちと若者、他会場で公演を見逃した方、東京愛知での公演を見て福岡へご来場頂いた方々、そしてスタッフたちの熱気で満ち溢れていました。
舞台の内と外で、これこそ「福岡だからこそ味わうことのできた響き合い」でした。
福岡でのオイリュトミー公演実現に際し、陰に日向に、遠く近くで思いを寄せてくださった皆様に心からの感謝を申し上げますと共に、これから先の豊かなオイリュトミー世界の実現に向けて、さらなるご協力をよろしくお願い申し上げます。