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特別顧問 ドロテア・ミアー:ウェルカム・メッセージ掲載

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全米・カナダ巡業公演芸術監督ドロテア・ミアーより皆様へ

北米ニューヨーク州スプリングバレー・オイリュトミー学校の校長を務め、オーケストラ・オイリュトミーの全米・カナダ巡業公演を成功に導き、今回のプロジェクトの特別顧問でもあるドロテア・ミアーの2023年3月来日時に収録したインタビューの一部を掲載しました。

この特別なプロジェクトにご来場くださる皆様と、オイリュトミーという新しい芸術への愛にあふれたメッセージをご覧ください。

特別顧問 ドロテア・ミアーより

かつては毎夏、スイス・ドルナッハで交響曲をオイリュトミーで行う公演が行われていた時期もありましたが、現在では、オーケストラオイリュトミーは日常的なイベントではありません。とても大きな特別なイベントです。26人ものオイリュトミストが関わる公演は、本当に貴重です。このようなプロジェクトがある、ということはなんと素晴らしい贈り物であることでしょう。

初めてオイリュトミーを観る方にとって、すべてが驚くことばかりかもしれません。

オイリュトミーを観るときには、ひとつのコツがあります。それは、「聞くように、観る」ということです。一人ひとりのオイリュトミストが何をしているのか見るのではなく、全体の動きを包括的に見るのです。それぞれのオイリュトミストの動きは、全体のためにあります。動きの流れがどこからどこへ向かっているのか、見て、感じて、みてください。

また、オイリュトミーはダンスとは違う、ということを念頭に見てみましょう。ダンスでは、観る者の視線は足の動きに向かうことがありますが、オイリュトミーのなかでは腕が表現の中心です。そして、その動きは型への追求ではなく、いかに腕の動きが、歌としての流れを表現できるか、ということもひとつの特徴です。

そして、その動きを心で観て聴くことも、とても大事なことです。「私は今何を感じているのか」か、自分に問う作業です。何を感じているか分かるのは、もしかすると公演中ではなく、一晩寝た後かもしれません。オイリュトミー公演を見た後にはよく起こるのですが、体験を眠りに委ねた後で初めて、その影響が残響のように響くのを体験することでしょう。

このとても特別な公演を、どうぞお楽しみください!(談)

ドロテア・ミアー … 1980年スプリングバレー・オイリュトミー学校長就任。1986年より巡業公演舞台グループの芸術監督、パフォーマーとして活躍。2005年、ドヴォルザーク『新世界より』のオーケストラ・オイリュトミー公演芸術監督として、全米・カナダ巡業公演を成功に導く。

このメッセージはプロジェクトページにも掲載しています

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